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生き物研修[2009/4/20]

先日生き物研修会を行いました。レクチャーするガイドは河井隆。旅樂のスタッフの面白いところは、様々な分野のプロフェッショナルが揃っている事です。写真家、鹿児島県熊毛郡子ども会会長、捜索隊隊長、日本山岳会公認ガイド等々です。旅樂ガイドのひとり河井さんは生き物を個人的に研究するガイドで、同業のスタッフが生き物に関してとても頼りにしています。この日の研修では、今年ゲットした鹿の角や屋久島の代表的な虫の生態について講習を行ってもらいました。後日小杉谷にて撮影したヒキガエルの写真を送ったら、次のコメントが戻ってきました。/田平 写真/4/14:小杉谷休憩所裏手にて撮影

ヒキガエルについて
1)交尾に挑むオス(上)ですねぇ〜。ちなみにカエル(両生類)は交尾ではなく抱接(ほうせつ)と言う。つまりオスがメスに抱きつき産卵を促し、卵に直接精子をかける。ってことは魚類に近い。爬虫類は交尾する。抱接でメスが死ぬこともあるらしい。実際水際で死んでいた個体を見たことがあるが溺死か締めつけによる窒息かは不明。毎年同じ場所で産卵するので観察が容易。2)産卵は水中で行うが、もともと陸生なので下手すりゃ産卵中に溺れ死ぬこともあるので産卵行動は浅いトコロで行う。3)ヒキガエルに限らずカエルはメスの方が大きい。爬虫類もおおむねメスが大きい。4)ヒキガエルの繁殖行動は2月に荒川登山口で毎年確認していた。しかし、今年は産んでないなぁ〜と思っていた。単に縄文杉が少なかったんで見逃していたのかは不明。5)今年は毎年の産卵場所で卵塊を確認できていない。ちなみに河井の観察場所は@荒川登山口すぐの沢A木橋1号を越えて左手の浅い泉 の2ヶ所。6)総合自然公園ではすでにオタマジャクシになっている。7)オスが時期を誤り抱接しているだけかもしれない。メスがすでに産卵を終えていれば、このメスにとっては迷惑だろう。8)個体数はメスの方が少ないらしい(カエル全般)のでオスは抱接に必死になる。必死過ぎてオスに抱接することもあれば、カエルがイモリに抱接することもあるらしい。9)前述の個体数の差で有名なのが日本各地で見られる「カエル合戦」という光景で、小さい水溜りに毎年大量のカエルが集まり抱接をめぐるオス同士の争いが見られる。葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」で名高い長野県の岩松院が特に有名。

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