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2009年11月のスタッフレポート一覧

屋久杉ヘリ集材[2009/11/26]

気圧が下がるこの季節に、毎年ヘリコプターによる屋久杉の集材が行われます。2年前より心身を鍛えなおすことと、樵のことを撮影するために、ヘリ集材期間中だけ木こりに戻っています。普段ゆっくり歩いているため、山で走り回る木こりに着いて行くのでやっとです。まるで大運動会です。今回ビデオ撮影してものはWOWOWの正月番組中に使用される予定でいます。旅樂サイト内にも動画をアップします。今しばらくお待ち下さい。/田平 25日撮影 石塚山中にて

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霧に包まれて[2009/11/26]

今年の秋は例年にない雨の天気が続いています。22日、淀川登山口で午前7時の気温は8℃。天気は曇り、昼前から霧雨になり、視界は50mほどでした。黒味岳頂上では少し風も吹いて気温は5℃。奥岳ではもう初冬を迎えています。/写真=22日・花之江河、堀江

霧に包まれて

岳参りの撮影サポート[2009/11/21]

ご無沙汰しております、宮西です。
先日、ある制作会社が岳参りの取材をするとの事で、その取材班に撮影補助(機材運び)として同行してきました。岳参りとは、山岳信仰の一つなのですが、古来、日本人は山や森を神が宿る場所としてきました。屋久島でも、その一つとして岳参りという風習があり、それぞれの集落で信仰の対象となる山に、年二回お参りをするというものです。数ある集落の中で今回は、永田という集落の岳参りに同行しました。永田は、ウミガメが産卵の為に来る浜がある事で有名な集落です。
撮影スケジュールは二泊三日で、初日に永田歩道という地獄のような上りが続く道を朝から夕方までかけて歩きました。荷物が軽ければ普段トレーニングしている人にとってはそこまできつい道ではないのですが、登山経験があまりない僕にとっては、25kgのザックを背負っての急勾配の上りはまさに、地獄でした。二日目は小屋を早朝に出発し、永田岳頂上の祠で、お参りの撮影をしました。(写真上)
この後、永田集落の方々と別れ、撮影班は縄文杉へと向かいました。今までは三脚の上にカメラ、もしくは肩に担いでのカメラ撮影だったのですが、縄文杉の撮影は少し変わった撮影だったので、これも載せておきます(写真中)。標高1300mで、組み立て式のクレーンです。これだとより臨場感のあるシーンが撮れそうです。
今回の二泊三日の撮影補助を終えて感じた事は、「もっと体力が欲しい!」の一言です。ガイド業は30kgぐらいのザックを背負って山をガツガツ歩けなければなかなか仕事の幅も広がりません。来年にはそれぐらいの体力がついているようにしたいなぁと思う今日この頃です。
最後に、二日目の朝の永田岳頂上からの朝焼けです(写真下)。雲海も見えます。こういう景色を見ていると、辛い思いをして頂上を目指した甲斐があったなぁと思えます。
皆様も機会があれば是非、永田岳の頂上へ。/宮西

岳参りの撮影サポート岳参りの撮影サポート岳参りの撮影サポート

PEAKS4号発売[2009/11/14]

9月中旬に東京で打ち合わせ、10月下旬に撮影をした屋久島特集号が13日発売されました。かなりお勧めです。是非読んで欲しいです。屋久島は縄文杉や白谷雲水峡がメディアに取り上げられることが多いですが、屋久島の自然の素晴らしさはそれだけではありません。もっと深い森や美しい山岳美を誌面でご覧下さい。
/田平 写真上:縦走中の風景 写真中下:堀江撮影 

PEAKS4号発売PEAKS4号発売PEAKS4号発売

世界を創った3本の木[2009/11/14]

今ドキュメンタリー撮影のコーディネートをしています。番組の内容はカナダのクイーン・シャーロット諸島の原生林、マダガスカルのバオバブの森、そして太古の面影をとどめる屋久島の森の3ヶ所を巡り、それぞれの地に残る伝説や昔話を参考に、人間と森(巨木)がどのような関係を結んで来たのかを探ります。屋久島パートは山姫の昔話や現在の岳参りの話し、山師の話をもとに作られます。ディレクターは2年前に松竹にて上映された「パンダフルライフ」の監督の毛利さん(パンダは今世界に約1600頭しかいないのですが、、、詳しくはこちら)2010年1月1〜3日のいずれか20時〜21時30分にWOWOWにて放映されます。お楽しみに。
/田平 写真上:高田久夫さんとヤクスギランドにて 写真下:撮影の打ち上げ。紫水館にて

世界を創った3本の木世界を創った3本の木

古老木に花束を[2009/11/5]

何年も風雪や雨に打たれて森を見続けながらここに立っている針桐の白骨樹は、一種類の着生植物をつけたまま、今年もその姿を見ることができた。着生したヤマシグレは、その労をねぎらうかのように葉が赤く染まり、まるで花束のようでした。屋久島の紅葉は標高によってピークを過ぎ、これからは里地の紅葉が始まります。連日作品の撮影で森へ入っています。来週からは一週間ほど、泊り込みの撮影が続きます。/写真=4日、堀江

古老木に花束を

旧暦の知らせ[2009/11/5]

気候が一変しました。朝晩の冷え込みもきつく、秋から冬に移り変わるかの様です。屋久島では旧暦の正月、5月、10月の16日には山に入ってはいけないという掟がありました。主に樵のなかで守られてきたしきたりです。その日を「山の神の祭り」の日としています。この暦は季節の変わり目を表しています。昔の人はこの日に体調を崩すこともあるから、体を休める日にしたとのことです。今年は11月2日がその日にあたり、満月だったこの日を境に急激に気候が変化しました。/田平 2日春田浜にて 

旧暦の知らせ

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