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2008年12月のスタッフレポート一覧

白谷雲水峡の名前A[2008/12/29]

昭和45年以降に自然休養林とした白谷雲水峡について、当時の上屋久営林署からでているパンフレットでは次のように表現されています。/29日 田平 写真/堀江

白谷雲水峡の命名について

この地、白谷は雨多く
天然の樹木、樹海となって広がる
時に樹層をぬって白雲出で
屋久杉、樅、栂の巨木おおいて
その梢え天をついて見ゆ
ほとばしる清水
谷にいでて渓流となり
ところに静寂のよどみを造る
時に岩を喰む
清流は白玉を散らす
げにここは雲と、水と、樹の地なり
誰れ言うことなく「白谷雲水峡」と呼ぶ
「てらもと てつお」

白谷雲水峡の名前A

白谷雲水峡の名前[2008/12/29]

今月15日に白谷雲水峡内に設置されていた「もののけ姫の森」という看板が撤去されました。理由を保全センター職員の方に伺ったところ、スタジオジブリへ著作権の問題を問い合わせたら、今のところ問題視はしていないが、正式に許可は出していないという返答だったそうです。このことから撤去に至ったそうです。理由がどうであれ看板撤去に大喜びです。島内ガイド内で問題視されていたのが、看板を設置したことで人が集中し、踏圧による登山道と苔の荒廃といったオーバーユースの問題です。看板設置場所だけではなく、白谷の森全体が素晴らしいものです。
/29日田平(苔を踏まないように!) 撮影:28日堀江 

白谷雲水峡の名前

テレビ撮影[2008/12/26]

屋久島最後の樵としてNHK鹿児島やMBCが高田久夫さんを撮影しています。高田さんに山のことを教わる一人として、NHK鹿児島のスタッフよりテレビ取材を受けました。この日は天文の森でガイド風景の撮影でした。九州内でNHKより1月14日に放映されます。詳しくはまた後日お知らせします。/25日 田平 撮影:堀江

テレビ撮影

苔の観察会[2008/12/23]

エコツアーガイドのためのコケ学講座(YNACの小原さん主催)に参加してきました。講師は岡山理科大学教授の西村直樹さん。寒い中、目を輝かせた先生とガイドがルーペ、顕微鏡を持ってコケをじっくり観察しました。乾いたコケに水を含ませてルーペで観察していると、水分を表面から吸収するコケの葉はあっという間に大きく広がっていきます。その様子に子ども心が擽られます。苔を見て美しいと思うのは日本人の美的センスという話がありました。きっと苔をマクロで見たら、誰しもが美しいと感じます。小原さん、西村先生ありがとうございました。/23日 田平

苔の観察会

世界自然遺産15周年記念シンポジウム[2008/12/20]

今日、環境省等の各行政機関主催のシンポジウムが開催されました。(安房総合センター/14:00〜17:20)世界自然遺産登録15周年を記念してのシンポジウムです。パネリスト、コメンテーター、コーディネーター合わせて9人、参加者は100人規模でした。パネルディスカッションは「屋久島の進むべき道」と題し行われたのですが、2時間ではまとめるのが難しい内容。内容は始終現在の問題である「携帯トイレの導入」に集中してしまいました。

興味深い意見は、屋久杉自然館の日下田館長の「世界遺産は地域の声を基に、丁寧に議論を重ねて、その過程から資源が見つかる」という意見と鹿児島大学学長補佐の小野寺氏の「世界遺産になって15年間たった現在、いまから議論を重ねるのではなく、遺産地域に暮らす人間として過程がどうであれ決まってしまっている(島人側からの提案で遺産登録されたのではない)のだから、そこからスタート(世界遺産に暮らす人として)するしかない。」という前向きな意見とがありました。今後観光協会ガイド部会内でも今後の屋久島について話し合いが行われます。今日の様子は来週月曜日(12/22)にMBC(鹿児島)にて夕方のニュースで放映されるようです。/20日 シンポジウム後 田平

世界自然遺産15周年記念シンポジウム

夜明けの序曲[2008/12/20]

朝日が水平線から上がる時、赤く染まりその光が当たった山なども赤くなっています。しばらくすると光は黄金の色に変わり、やがて強い光になり一日が始まります。屋久島の里地では一週間ほど雨が降っていません。21日は一時雨の予報で、気温も低くなるようです。/写真=19日・午前7:34分・ランド線より、堀江

夜明けの序曲

白い紅葉[2008/12/20]

今、アオツリバナの紅葉が最盛期です。紅葉は緑色から赤、ピンク、黄色の順に変化していき、黄色になった葉っぱは黄葉(おうよう)と呼ばれます。その黄葉に光が差し込むと白色になります。12月はアオツリバナ(青吊り花)で屋久島の山が彩られます。/19日撮影 田平

白い紅葉

北へ南へ[2008/12/16]

屋久島は日本列島を凝縮した島で、屋久島の北側は日本海側の気候、南側は太平洋側の気候に似ているといわれています。今日の屋久島の里地は西側から北東側にかけて、曇りや一時小雨が降り、冷たい風も吹いていましたが、南側は晴れて、少しだけ暖かさを感じました。夏や冬の時期は、はっきりと気候が分かれます。/写真=15日・栗生海岸より西部方面・EOS5D、堀江

北へ南へ

屋久島瞬景・月[2008/12/13]

12日の夕方は快晴の天気で、東の空には大きく輝いた満月前の月が現われました。山にはまだ夕日が当たり、幻想的な風景でした。13日が満月ですが、屋久島は雨の予報です。/写真=12日午後5:39分・湯泊集落城下より・EOS40D、堀江

屋久島瞬景・月

屋久島瞬景[2008/12/13]

早朝の淀川登山口(標高1.360m)では、夜かなり冷え込んだようで、苔や落ち葉に霜が降りてました。/写真=12日09:30分・淀川登山口・EOS40D、堀江

屋久島瞬景

トロッコで運材[2008/12/12]

11月下旬、ヘリコプターで搬出された屋久杉土埋木は森林軌道近くの集積所から、トロッコによる運材が始まっています。通常午前と午後の2回だけで、縄文杉登山者が上がった後と下山する前に、荒川登山口まで運びます。荒川登山口からはトラックで、里地にある林野庁屋久島森林管理署の集積所へ運ばれます。/写真=11日・小杉谷学校跡地前・EOS5D、堀江

トロッコで運材

白と緑のコントラスト[2008/12/10]

今年、旅樂・縄文ツアーへご参加いただいた皆様が、それぞれの思いで縄文杉へたどり着いたあの歩道からは、想像もつかない風景になっています。登山者も少なくなり9日は、全体で30人ほどでした。雪山で体力をあまり必要としない白谷雲水峡などで、一度は白と緑のコントラストをご覧頂きたいと思います。(但し、1月〜2月の積雪時)/写真=9日・縄文杉10分手前・IXY800IS、堀江

白と緑のコントラスト

雪が残る縄文杉[2008/12/10]

今月5日に降った雪が、大王杉手前ぐらいから森の中に残っていました。積雪は1cm〜5cmで、木道や階段は完全にとけて支障なく歩けました。12月の雪は根雪にならず、次の寒波までには解けてしまいます。/写真=9日・縄文杉・IXY800IS、堀江

雪が残る縄文杉

屋久島瞬景[2008/12/9]

霧がかかった森は、晴れや曇りの日に見る風景とはまた違ったものになり、ハッとする瞬間でもあります。今日の屋久島は雨の天気になりました。連日撮影で森へ入っていますが、すべてリバーサルフィルムを使い、月40本ぐらいのペースで撮っています。場所によってはデジタルカメラも使います。今月から来年2月まで瞬景などの写真をアップしますので、お楽しみ下さい。/8日・EOS40D、堀江

屋久島瞬景

旅樂忘年会[2008/12/9]

屋久島山荘で忘年会を開きました。とても美味しかったです。今年も大きな事故や怪我もなく無事1年をおくる事ができました。全スタッフと全てのお客様に感謝しつつ、美酒に酔い1年を締めくくりました。ありがとうございました。/8日 田平

旅樂忘年会旅樂忘年会旅樂忘年会

積雪[2008/12/7]

雪の撮影で淀川登山口まで車を走らせると、標高900m位から雨が雪に変わり、1200mを越すと積雪がありました。気温が0℃だった為、車道の雪は凍らずシャーベット状になってスリップせずに走行できました。これから来年2月まで、屋久島の山岳地帯は本格的な雪山に変わっていきます。/写真=6日・淀川線、EOS40D、堀江

積雪

冬の虹[2008/12/7]

5日、6日の海上は大時化で、船便の一部は欠航しました。6日はかなり冷え込み里の気温は昼間で8℃まで下がり、雨の天気でしたが、雲の切れ間から陽が射して虹が出来ていました。/写真=6日・明星岳展望所・EOS40D、堀江

冬の虹

快晴の太鼓岩[2008/12/4]

今年の夏から秋にかけて例年には無い、雨が多い天気が続きましたが、12月に入り、久しぶりに3日間晴れの天気となりました。太鼓岩では奥岳全景もはっきり見ることができ、2時間ゆったりと過ごしてきました。
/3日=太鼓岩・IXY800IS、堀江

快晴の太鼓岩

季節はずれの[2008/12/4]

師走に入り、高気圧に覆われた屋久島では最高気温が連日20度を超えました。島の北部に住む私の家の庭先に咲いた山茶花(サザンカ)をよ〜く見てみると…。季節を間違えたワケではないでしょうが「ハラビロカマキリ」が獲物を待ち構えていました。しばらく観察を続けましたが、残念ながら獲物にはありつけなかったようです。いくら南の島で暖かい日が続いたとはいえ12月。獲物も少ないから無理もないでしょうな^^。この日は他にもスズメバチやアカタテハ(チョウです。成虫で越冬します)も蜜を求めてやって来ました^^。屋久島は島の北と南ではずいぶん気温差があります。私の住む楠川地区は寒いので風邪には気をつけたいものです。みなさまもお気をつけください。
/3日 河井

季節はずれの季節はずれの

千年の森へ[2008/12/3]

映画「もののけ姫」の森のイメージは白谷雲水峡といわれていますが、映像の中で表現されている森に近いのは、花山や天文の森だと思います。江戸時代に伐られた屋久杉の切り株や苔も深く、綺麗な森です。旅樂・秋季限定及びお勧めツアー「天文の森」へご一緒しませんか?。きっとご満足いただけると思います。/写真=2日・天文の森/EOS5D、堀江

千年の森へ

久しぶりの晴れ[2008/12/2]

1日は朝から久しぶりに青空が広がりましたが、里の最高気温は18℃以下で、冷たい風が吹いていました。標高1000m以上の山では昼間でも10℃以下になっています。山の冷気に太陽の光が当たり、放射状のカーテンができていました。
/写真=1日・荒川線車道より太忠岳方面・EOS5D、堀江

久しぶりの晴れ

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