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2011年6月 9日
雨降って土流れる
先日のツアーは、台風でもないのに梅雨前線の影響で屋久島は1時間に何十ミリも降るような大雨。白谷雲水峡もいつもの姿とは一変し、爽やかな川の流れる音は爆音と化し。清く澄んだ水は濁流となり本流へと一気に流れ込みます。
屋久島は、土壌養分が貧困な理由はここにもある。腐葉土とは葉が微生物によって分解されそれが土になったもの。ここまでの雨が降れば葉っぱどころかやっと出来た腐葉土も大きな雨粒や激しい流れによってえぐられ流れてしまう。
こんな日には、通常のツアーは慣行できない。雨での増水に注意をしながら、安全なルートを探る。大雨の中びしょびしょになった体は心開いてくれる(いい意味で開き直る)。僕が思うに、この「どうでもいいや!」と開き直る瞬間というのは、自然に自分の体を預ける瞬間なのだと思う。大雨の日は、むしろラッキーと思ってください。 /赤松 達哉
↓通常の水量の白谷川。
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