2012年1月29日
四国の雪山
1月から2月まで休みをいただき、旅をしています。
1月下旬、里帰りもかねて香川にも帰る機会があったので四国の最高峰でもある霊峰 石鎚山に登ってきました。
香川に住んでいる時には、石鎚山にはスノーボードで来たぐらいで山には登らなかった。しかし、今回は石鎚の冬を感じることができました。日中でも気温は0℃を下回る空気の中では、服についた雪は解けずにサラサラと腕や肩からこぼれていく。そんな白銀の世界では、何も音が無い。自分が立ち止ると何も聞こえなくなります、心臓の鼓動と小さな耳鳴り、たまに木から落ちるの雪の音だけ聞こえてくる。テントを担いでお昼前歩きだし日帰りというのも頭によぎりましたが山頂まで500m地点まで進み、そこにある避難小屋で泊まることにしました。小屋の中は風雪は防げるが、寒い。全てを凍らせてしまわれそうな中、できるだけ着込みカイロも貼り以外にもぐっすりと就寝。しかし朝7時は、さすがの寒さで目が覚めた。その日の朝に山頂をめざす予定でしたが、吹き溜まりで1.5m~2m近く積もった雪で山頂はあきらめ。下から朝日を浴びる雪の石鎚を眺めることに、西から風と雲が流れ石鎚の山肌をかすめていく美しい。少し降りると枝だけのブナの木は全身に雪をかぶり視界を真っ白にする。
屋久島の森もそうだが人がいない森に立つとその森に溶け込む感じがする。そこに生きる、獣や木々と同格なり森の一部になった気がするのです。
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