2011年6月アーカイブ
2011年6月29日
感謝のセレモニー
6月28日のお仕事は、岩手大学教育学部付属中学校の修学旅行でなく学習旅行でヤクスギランド150分コースを案内してきました。なんと生徒160人とそろいもそろった屋久島ガイドオールスターズ(20名)。生徒たち160名は事前に屋久島に関する事を学習してきていた。屋久島の自然とそこに生きる(生きた)人々の暮らしに大変な好奇心を持っていてヤクスギランド150分コースを4時間かけ歩いた後でも、高田久夫さんと柴鉄生さんの講演会でも普通なら居眠りしてしまいそうになるのに、この2人からのメッセージを受け止め様とする姿勢には脱帽した。また、『感謝のセレモニー』がすごい!なんと歌(合唱)で感謝の意を表すそうだ。そして、小杉谷小中学校校歌の合唱も!すごく、感動しました。生徒たちにこちらかもありがとうと言いたい。
今回の僕らが案内した中で生徒たちに何が残せただろうか?屋久島の自然に何を残せるだろうか?
それはヤクスギランドでの森歩きであったり沢に下りての水遊びの中で自然と一体となる楽しさ喜びそういった思い出や知識を残す事が出来ると思う。人は自分の知らない物に対して愛情や熱意を注ぐ事は無い。だから僕らは屋久島の種を蒔く。
2011年6月23日
僕の避暑地はヤクスギランド
6月22日夏至。一年で一番太陽が振りそそぐ日。屋久島は梅雨の晴れ間、気温30℃以上真夏日となった。この時期の晴れ間で厄介なのは湿度である。この日80~90%湿度で何をしててもベタベタである。僕の部屋には、エアコンやクーラーと言う快適器具はなく、扇風機で午前中は我慢したのだが。昼過ぎ耐えかねて外へ飛び出しそのまま車に乗り。30分山道を車でヤクスギランドまで走らせた。そこは標高1000mあり空気が違う。湿っているが気温20~21℃快適である。僕は読書をしたりして里の暑さが収まるのを待った。普通、標高を100m上げごとに0.6℃~0.7℃気温が下がるとされる。その日は特に涼しく、寒いぐらいに感じられた。しかし、30分で来れて涼しくてだけではなく。屋久島の中でも他に類を見ないほど深く美しい苔と巨木の森を見れるヤクスギランド侮れません。
2011年6月 9日
雨降って土流れる
先日のツアーは、台風でもないのに梅雨前線の影響で屋久島は1時間に何十ミリも降るような大雨。白谷雲水峡もいつもの姿とは一変し、爽やかな川の流れる音は爆音と化し。清く澄んだ水は濁流となり本流へと一気に流れ込みます。
屋久島は、土壌養分が貧困な理由はここにもある。腐葉土とは葉が微生物によって分解されそれが土になったもの。ここまでの雨が降れば葉っぱどころかやっと出来た腐葉土も大きな雨粒や激しい流れによってえぐられ流れてしまう。
こんな日には、通常のツアーは慣行できない。雨での増水に注意をしながら、安全なルートを探る。大雨の中びしょびしょになった体は心開いてくれる(いい意味で開き直る)。僕が思うに、この「どうでもいいや!」と開き直る瞬間というのは、自然に自分の体を預ける瞬間なのだと思う。大雨の日は、むしろラッキーと思ってください。 /赤松 達哉
↓通常の水量の白谷川。
2011年6月 4日
その形状は、意味を表す。
自然界において無駄な形をしているモノなど無いに等しいと思う。
その形には、意味や原因があるはずである。
僕たちは屋久島の森を歩いていると色々な形に出会う。それは複雑で難解な物もあれば、一目でそうと分かる物もある。
複雑に絡みあった植物の根、どうしてこうなってしまったのか?想像するのも楽しい。
タゴガエル、照葉樹のツルツルとした葉に擬態している。
飛行機のプロペラのような花、何の花かは不明。
絶対に、姉妹のお母さんヤクザル!姉妹だから顔つきも似てます。子供もよくにてるんだろうな~。