2010年12月アーカイブ
2010年12月30日
今年一年の振り返り
今年は、僕の人生の中でも激動と激変の1年であったと振り返ります。
僕は今年の3月まで専門学生でした。1月の下旬に2週間ほどケニアのマサイマラ動物保護区で生の野生動物を見て興奮していました。ここの専門学校で野生動物を見る機会を頂き、野生動物の美しさに気づくことが出来ました。本当は、動物園の飼育員になりたく入った学校ですが。「自然の中で仕事がしたい。」「自然をもっと知ってもらいたい。」と言う気持ちから。屋久島にたどり着きました!
屋久島に着いたは、いいが単身赴任のテント生活が待っているとは思ってもみませんで。。。(苦笑)でも、さほど苦にも思わず生活できたのは、田平夫妻の手厚い保護?!と旅樂スタッフと知り合った人たちのおかげだと思って感謝しています。
仕事は、まさに自然と隣り合わせ!あと、体力勝負でお客様本位。最初の縦走ツアー研修の時の写真です。ザックの重さ30キロぐらい(ほとんど食料)で最初の一歩で「もうダメだ重い」と思いましたがどうにか九州最高峰宮之浦岳に初登頂できました。一歩づつ歩んで行くと必ず目的地にたどり着くことが出来る事を体感しました。頂上に立った時の達成感は今でも忘れません。
性格上ボソボソと独り言を言う癖があり声も小さく渇舌も悪い。人前で話すのが苦手。最初のレクチャーのときは緊張して何しゃべってるのか分からなくなり。お客様の頭の上に『はてなマーク』を作ることもしばしばありました。しかし、旅樂のツアーではレクチャーがすべてでは無く。お客様が森を楽しんでもらう事の方が重要であると思う。
でも、楽しんでもらうためには、僕が勉強し成長しなければならないと思います。その為にも、自分自身が常に好奇心を持ち続けなければならない。屋久島に初めて来た時の自分の感動を屋久島に来た人たちに知ってもらうためにも。
まだまだ、成長段階の僕ですがこの一年間の成果は体にしみ込みました。人を担げる様になれば30キロのザックが軽く感じるはずです。体、激変です!
2010年12月19日
12月の屋久島縦走~前編
こんにちは、赤松です。今回、新人赤松は研修も兼ね、12月の屋久島の山を縦走してきました!
一言で言うと、ひとつの小さな島で味わえる日本北上、南下の旅でした。
コースは、屋久杉ランドから花ノ江歩道、栗生歩道、旧栗生歩道。このコースは、道も分かりにくく、夏場でさえほとんど人が歩かないコース。そんなコースを一人では歩けません。そこで宮西先輩と一緒に歩いてきました。
屋久杉ランド150分コースから伸びる花ノ江歩道には、屋久杉の巨木、原始の森に会えることが出来ました。
標高約1400mに近くなると森が急に変化しました。そこは、雪をまとった原始の森。不慣れな雪道を宮西さんの後を必死で進み今日の目的地の石塚小屋まで登って行きます。
*簡易アイゼンが必要となりました。手袋は雪山用のゴアテックスの手袋があれば良かったと思いました。普通の手袋では徐々に濡れてきてしまい。手が、かじかみました。
さらに標高を上げるごとに寒さが厳しくなっていきます。杉の木の下に長さ約20cmつららが出来ていました。この時の気温は2、3℃。水と氷が作り出すオブジェに感激です。こんなに長いつららを見たのは始めてです。
やっとの思いでたどり着いた、石塚小屋です。標高1500m以上ありますので里の気温から10℃は低いと思われます。今晩は冷え込みそうです。しかし、明日からの栗生歩道も楽しみです。
後編は、宮西さんへ
2010年12月10日
氷の粒
先日の縄文杉ツアー
屋久島地方の予報は雨。
この日の山の平均気温は、4℃前後っだったと思います。朝から雨がぱらつく程度だった。お昼前、ときより葉っぱを叩く音がします。雨音にしては乾いた音。よく見ると小さな氷の粒が落ちてきてました。
体を動かしていたら寒さは感じないが、お昼を食べたり休憩を取っているときに凍えそうになる。森の中の寒さに耐えながら、森の寒さを味わう。
これもまた、自然を感じる瞬間。