2011年4月アーカイブ
2011年4月14日
西表島
西表島。一見、屋久島に似ている雰囲気を得たのだが、よくよく見ると違う。しかし、この島もなんとも不思議な島でした。
会える事は出来なかったが、イリオモテヤマネコのいる島ですが他にも珍しい動物がいっぱいいる島です。森は完全に亜熱帯の森で屋久島のように川や滝が多く、しかし400m級の山しかないジャングルの島。屋久島は花崗岩の島。西表島とは地盤基質も違うようでした。
森が豊かなぶん海もきれいでした。シュノーケリングでこれだけのサンゴが観ることが出来るのかと思うぐらい豊かな海でした。写真の白い島はすべてサンゴの死骸(バラス)で出来たバラス島。海面から下にある3D空間に興奮しました。
大潮の時には、沖に3kmはある座礁船まで歩いていけるほど遠浅の干潟にはカニや貝などの動物の宝庫となっており小さな島ではあるが豊かな生態系がありいろんな動植物が生きていることを感じることが出来ました。
今回、2つの離島の旅しましたが離島の魅力とは何だろうか?それは、『不便さ』からくる独特の時間の流れではないだろうか。バスを1時間以上待つのも当たり前。24時間営業のお店もなく、やる事も無くただ海を眺めたり森に浸れる時間と空間がある。
「そういえば、屋久島も離島だ!」どっぷり浸れる深い森があり、ぼーと海も眺めるのもよし、川で遊んだり、滝もいくつもある。こういった時間と空間を提供するのが僕の仕事なんだと改めて気づく事が出来た旅となりました。
竹富島
こんにちは、赤松です。
先日、沖縄は竹富島と西表島に行ってまいりました。
竹富島。赤瓦の屋根、白砂が敷き詰められた道、サンゴで出来た塀。昔からの沖縄の民家と集落の景観が残されている場所でした。集落を歩くだけでも不思議な感覚がありました。はじめて見る風景ですがどこか懐かしいような、しかし非現実的な空間に感じられます。角がなく丸く積み重ねられた石垣は迷路ようで、白い砂の道は夜でも明るく道を照らしていました。青い空には、赤瓦が良く似合いそこには個性豊かなシーサーが家を守っていました。
しかし、この風景も集落の住民によって守られてる風景なんだと朝の散歩中に気づきました。家の前をほうきで掃き、新しい砂を敷き庭の花の手入れをしている所を見て。ここの人たちがいるからこそ見ること出来る風景なんだと感じました。
石垣は台風の風から家屋を守る為のものです。沖縄地方の言い習わしで、デイゴと言う木の花の付き具合で台風が多いか少ないかを判断したそうです。花が咲き乱れると台風が多く接近するという予報です。また、この島と同様に屋久島も台風の通過経路です。今年の台風はいくつ屋久島を通過するのだろ・・・。ちなみにデイゴは屋久島には自生してません。
↑デイゴの木。今年の花は少なそうです。。。